5章(Capter5)で説明した音程は、単音程(Single Interval)と言ってオクターブ以内の音程です。
音程にはまだ、1オクターブを超える音程が有り、これを複音程(Double Interval)と言います。
複音程はコード理論でテンションという概念と深く結びついています。
では実際にどのような物か見てみましょう。
上記の音程は、なんと言うのか考えてみます。
1.まず、複音程の場合上の音(ここではレの#)を1オクターブ下げます。
すると、第5章でやった様に考えれば増2度となります。
2.でも実際は9度の関係なので2と9を入れ替えます。
3. よって、増9度(Augment 9th)と言います。
単音程
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複音程
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2度 : 2nd degree
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9度 : 9th degree
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3度 : 3rd degree
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10度 : 10th degree
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4度 : 4th degree
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11度 : 11th degree
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5度 : 5th degree
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12度 : 12th degree
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6度 : 6th degree
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13度 : 13th degree
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後に説明するテンションの概念で必要となる音程は13度までなので上記の表まで憶えれば十分です。
五線をクリックすると音が出ます。