6. Double Interval : 複音程
         ダブル・インターバル

1)Double Intervalとは

 5章(Capter5)で説明した音程は、単音程(Single Interval)と言ってオクターブ以内の音程です。
 音程にはまだ、1オクターブを超える音程が有り、これを複音程(Double Interval)と言います。
 複音程はコード理論でテンションという概念と深く結びついています。
 
では実際にどのような物か見てみましょう。

 

  複音程の考え方

   

 上記の音程は、なんと言うのか考えてみます。


1.まず、複音程の場合上の音(ここではレの#)を1オクターブ下げます。
  すると、第5章でやった様に考えれば増2度となります。

2.でも実際は9度の関係なので2と9を入れ替えます。

3. よって、増9度(Augment 9th)と言います。   

 複音程は、いちど単音程にしてから考えるとよいと言うことです。

 

2)単音程と複音程の関係

単音程
複音程
2度 : 2nd degree
9度 : 9th degree
3度 : 3rd degree
10度 : 10th degree
4度 : 4th degree
11度 : 11th degree
5度 : 5th degree
12度 : 12th degree
6度 : 6th degree
13度 : 13th degree

後に説明するテンションの概念で必要となる音程は13度までなので上記の表まで憶えれば十分です。

 

例として以下に示します。本当にそうか確かめましょう。


               五線をクリックすると音が出ます。

 

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